CT検査
コンビームCTについて
当院では耳鼻咽喉科用のコンビームCT装置を導入しています。 本装置は座ったままの楽な姿勢で、およそ5分で検査が行えます。 また一般的な CT 装置に比べ被ばく線量がかなり少なく、お子さまにも安心して検査を受けていただけます。当日その場で撮影が可能ですので、レントゲン検査と合わせ必要な場合には CT 撮影をお勧めさせていただきます。
CTの特徴
骨と軟部組織(粘膜や筋肉)の抽出にすぐれ、数ミリ単位の断面で画像を作れることにあります。耳鼻咽喉科のように骨と粘膜で囲まれた部位が多く、数ミリ単位の細かい情報を必要とする診療科にとっては極めて診断能力が高く、有用な検査法といえます。
耳鼻咽喉科の病気は耳の中や鼻の中などのご自身では見えない部分がほとんどです。単に口頭で病気をご説明しても、さらにいろいろな図や模型を使ってご説明してもわかりにくい場合が多いです。 しかし、見えない部分を断面像で実際に見ていただくことは 有用な検査法といえます。
耳鼻咽喉科の病気は耳の中や鼻の中などのご自身では見えない部分がほとんどです。単に口頭で病気をご説明しても、さらにいろいろな図や模型を使ってご説明してもわかりにくい場合が多いです。 しかし、見えない部分を断面像で実際に見ていただくことは 有用な検査法といえます。
コーンビームCTのメリット
- 被ばく線量が少ない(体に優しい)
- 3Dの高精細画像による精度の高い診断
- 検査時間が短い(入室から退室まで5分程度)
- 時間的・経済的負担が少ない(ヘリカルCTが約4,500~4,000円に対して、コーンビー ムCTは約3,500円(3割負担))
診断できる病気
- 副鼻腔炎、鼻・副鼻腔腫瘍
- 鼻骨骨折、顔面骨骨折
- 中耳炎、伝音性難聴
- 唾石症 など
鼻副鼻腔・顎顔面の撮影
(矢印)骨を3D合成して骨折の有無をわかりやすくできます
側頭骨の撮影
(矢印)耳小骨も3D合成できます
CT設置の理由
当院でCTを撮影することで、頭頸部がんや好酸球性副鼻腔炎などの疾患を早期に疑い、早期診断や治療へ誘導するためです。
レントゲンや内視鏡検査は非常に有用な検査ですが、副鼻腔炎の診断力はCTに劣ります。鼻・副鼻腔の腫瘍やカビなどはCTなしではさらに診断が困難です。開業した理由にもあるように、今まで発見診断が遅れた鼻・副鼻腔癌の患者さんを何人もみてきました。最初に症状が出て受診するのはクリニックです。少しでも早く適切な診断と適切な治療への誘導をするために、CTを導入しました。
もちろん、CTですべての病気が診断できるわけではありません。また、CTが必要でない場合もあります。検査費用も決して安価なものではありません。3 割負担で3,500円程度です。そのためCT撮影をすることで有用性が高いと判断した場合のみ、撮影をお勧めいたします 。
レントゲンや内視鏡検査は非常に有用な検査ですが、副鼻腔炎の診断力はCTに劣ります。鼻・副鼻腔の腫瘍やカビなどはCTなしではさらに診断が困難です。開業した理由にもあるように、今まで発見診断が遅れた鼻・副鼻腔癌の患者さんを何人もみてきました。最初に症状が出て受診するのはクリニックです。少しでも早く適切な診断と適切な治療への誘導をするために、CTを導入しました。
もちろん、CTですべての病気が診断できるわけではありません。また、CTが必要でない場合もあります。検査費用も決して安価なものではありません。3 割負担で3,500円程度です。そのためCT撮影をすることで有用性が高いと判断した場合のみ、撮影をお勧めいたします 。
被ばく線量について
放射線検査による被ばく線量は、検査の種類によって異なります。 当院のCT 装置のように局所的にごく僅かな被ばくをするものもありますし、一般的な X線CT撮影や核医学検査等、被ばく線量が比較的高めの検査もあります。また、同一の検査の種類でも、線量は医療機関によって大きな違いがあり得ます。
そこで、診断にとって線量が高すぎるかどうかを判断する目安として、診断参考レベルの利 用が推奨されています。当院のCT検査における被ばく線量は、その診断参考レベルと比 較して1/24~1/10程度と非常に少ない被ばくにて検査を実施することができます。
そこで、診断にとって線量が高すぎるかどうかを判断する目安として、診断参考レベルの利 用が推奨されています。当院のCT検査における被ばく線量は、その診断参考レベルと比 較して1/24~1/10程度と非常に少ない被ばくにて検査を実施することができます。